후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(五)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 325,249자 · 653화면
後日、どこか適当な領地を攻略したら、その時、荊州は呉へ開け渡すということにして、証書を入れたら、あなたも主君にお顔が立つであろう」
「どこの国を取って荊州をお返し下さるというのですか」
「中国はすでに、どこへ向っても、魏か呉かに接触する。ひそかに図るに、長江千里の流れ起るところ、西北の奥域、蜀の天地は、まだ時代の外におかれているといっていい」
「では、蜀の国を取らんとお望みになっておられるので」
「然り。蜀を得たあかつきには、荊州をお返しするであろう」
孔明は、紙筆を取寄せて、玄徳にそれを進め促した。玄徳は黙々、呉侯への国際証書をしたためて、印章を加え、
「これでよいのか」と、孔明へ内示した。
孔明もまた筆をとって、保証人として連署した。だが、君臣一家の連帯では、公約にならないから、あなたもこれに名字をのせたがいいと求められて、魯粛も遂に妥協するほかなかった。
魯粛は、この一札を持って、呉へ帰った。途中、柴桑へ寄って、周瑜の病状を見舞いがてら、逐一物語ると、
「ああ、また貴公は、孔明に出し抜かれたのか、何たるお人好しだ。孔明は狡猾の徒、玄徳は奸雄。こんな証文が何になろう。