후리가나로 읽는 일본 고전
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
国枝 史郎의 任侠二刀流(にんきょうにとうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,569자 · 451화면
まさか野宿も出来ますまい」童子紅丸の意見である。
「なんの野宿が出来ないものか。野宿野宿、今夜は野宿だ。うかうか福島へ行ってごらん、あの連中につかまってしまう。彼奴ら恐らく一晩中、私を探すに相違ない。ぶった切ろうという奴と、しょびいて行こうという奴と、二色あるのだからやりきれないよ。で私はこう思うのさ、今夜一晩ここへ泊まり、彼奴らをみんなやりすごしてから、ゆっくり旅行をやろうとな。その方がいい、安心だ。暢気に旅が出来ようってものさ。……ご覧よ、こんなによい天気だ。星は降ろうとも雨は降らない。季節は夏だ、風邪も引くまい。ここで寝ようここで寝よう」
そこで童子の紅丸も、醜い跛者の猪十郎も、草を敷いて寝ることにした。
夏の夜は明け易い。間もなく空が水色を産み、やがて朝陽が射して来た。
「さあさあ出立、寝坊はいけない」
で、三人は山を下った。こうして入り込んだは福島である。
「変な乞食が来やがった」
福島の連中驚いてしまった。
「年寄りの乞食に、チンバの車輓き、だが子供は可愛いね」
薬草道人気にもかけない。早速効能を述べ出した。
「私の先生薬草道人、ご謹製なされた万病薬、膏薬もあれば丸薬もある、粉薬もあれば水薬もある」