후리가나로 읽는 일본 고전
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
国枝 史郎의 任侠二刀流(にんきょうにとうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,569자 · 451화면
「ううむ」と宗春呻いてしまった。「ちょっと類のない変った美人、ここら辺りの者ではない。京かな、それとも大坂かな? ……三弥三弥、あれを見ろ! 素晴らしい美人が立っている」
「はっ」というとお気に入りの近習、山形三弥望遠鏡を戴き、つとそっちへ差し向けたが、「ううむ」とこれも呻いてしまった。「異った美人にございます。おっ、笑いましてございます」
「おお笑ったか、どれよこせ」宗春またも見入ったが、「やまたも笑いおる。……紋右紋右、そちも見ろ」
近習の山路紋右衛門、そこで望遠鏡で覗いたが、「ううむ」とこれも呻いてしまった。「いかさま美人にございます。おっ、笑いましてございます」
「また笑ったか。どれよこせ」宗春またもじっと見た。「おおおお、またも笑いおる! あっ、いけない、行ってしまう。松へ隠れた。もう見えない」
名残りが惜しいというように、宗春呟いたものである。
その翌日の同じ時刻、宗春は天主へ上って行った。望遠鏡で覗くと女がいる。
「三弥三弥、今日もいるぞ! おっ、笑った! 美しいものだ」
「殿、なにとぞ望遠鏡を」
「見るがいい」と手渡した。
「おりますおります、艶かなもので。