후리가나로 읽는 일본 고전
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
国枝 史郎의 任侠二刀流(にんきょうにとうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,569자 · 451화면
で、みんな逃げてしまった。
衣紋をつくろった鷺組のお絹、嬉しそうに一礼したものである。
「山影様でございましたか、同家中ながら妾は忍び、どなたにも顔を晒さないように、訓練されておりますので、これまでお目にはかかりませんでしたが、お噂は承わっておりました。また今日はあぶないところを、ようこそお助けくださいました。お礼は海山申されません。ついては……」と云うと意気込んだ。「ご迷惑かは存じませぬが、この際なにとぞもう一度、ご援助願いとう存じます。私のお願いというよりも、主家水戸家の願いであり、徳川譜代大名の、一統の願いでもございますので」
「ははあ」と云うと山影宗三郎、いささか不思議そうに首を傾げた。「何事でござるな、お願いとは?」
「一刻を争う火急の場合、詳しい事情は追ってとして『二方遁がれ』の間道に、幽囚されおる尾張様を、お助けくださることなりますまいか?」
「二方遁がれ? 尾張様? 意味深そうなそのお言葉、事情はゆるゆる承わるとし、主家に関係ある上に、譜代大名一統にも、関係あると承わって見れば、うっちゃって置くことは出来ますまい。よろしゅうござる、何事であれ、ご助力することに致しましょう」