후리가나로 읽는 일본 고전
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
国枝 史郎의 任侠二刀流(にんきょうにとうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,569자 · 451화면
ものだ。その結果水戸家では家臣を遣わし、甲斐の徳本を招こうとし、島津家では反対にそちを遣わし、事実徳本存命ならば、討ち果たすよう命じたものさ。が、こんなように云ってしまえば、事は甚だ簡単だが、その実中身は複雑なのだ。と云うのは徳川を仆そうという、我々外様組の陰謀は、吉宗将軍死去の日をもって、勃発させようとしているのだからな。そこへ甲斐の徳本が現われ、将軍家の病いを癒そうものなら、我々の計画は自ずから、齟齬を来たそうというものだ。であくまでも甲斐の徳本は討って取らなければならないのだ。……で尾張宗春を、謀反の一味に加えようとする、この太郎丸の計画も、甲斐の徳本を討ち果たそうとする、伊集院お前の計画も、帰するところは一つなのだ。徳川幕府を顛覆する! 悉皆そこへ帰納されるのさ」
「よく解りましてございます」伊集院五郎頷いた。「お話によりまして私の使命の、いよいよますます重大のことを、充分に知ることが出来ました」
「ところで薬草道人とかいう、例の御岳の不思議な隠者、たしかに甲斐の徳本かな」
「どうやらそんなように思われます」
「で、名古屋へ入り込んだのだな」
「そんな塩梅にございます」