후리가나로 읽는 일본 고전
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
国枝 史郎의 任侠二刀流(にんきょうにとうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,569자 · 451화면
……おッ、山影様、おききなされ、雨戸をコジ開けていますよ」
「ああいかにも、コジあけております」今度は宗三郎にも解ったのである。
コトンコトンとコジ開ける音! しばらく続くと急に止んだ。と、スーと戸の開く音! 廊下を辷って来る足音がする。と、二人の牢屋の前へ、ぼんやり黒く人影が立った。牢内をうかがっているらしい。
不意に忍び音で云ったものである。
「浜路、浜路、浜路はおらぬか?」
「や」と驚いたのは宗三郎、その声音に聞き覚えがある。スルスルと牢格子へ近よると、
「萩原殿か? 仁右衛門殿か?」
今度は先方が驚いたらしい。「そういうあなたは山影様? あなたまでが捕らわれて?」
「さよう」と云ったが宗三郎、「が、それにしても仁右衛門殿、どうしてここへは忍び込まれたな?」
「例の地下室でのあの出来事、浜路、隣室へ引き込まれ、行方知れずなりましたので、地下室の火事のしずまるを待ち、ふたたび入り込んだ間道口、さて隣室へ行ってみれば、横穴が通じておりました。辿って来てみればこの建物……」
「おおさようか、よく解りました。……浜路殿には隣りの牢に」
「それは何より、では両方! しかし堅固なこの牢を……」