후리가나로 읽는 일본 고전
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
国枝 史郎의 任侠二刀流(にんきょうにとうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,569자 · 451화면
「それを不愍と覚し召し、お館様にはこっそりと、貴殿ご夫婦を逃がされたそうで」
「爾来故郷のこの地へ引っ込み、今日までくらしてございます」
「するとお館は貴殿にとっては、普通の故主ではござらぬ筈」
「命の恩人にございます」
「どうしてご恩を返されるな?」
「その儀については日夜肝胆……」
「ははあ、砕いておられるか?」
「いかにもさようにございます」
「その大恩あるお館様、目下窮境に立っておられる」
仁右衛門じっと眼を据えた。
「この際でござる、ご恩返しをなされ」
「私に出来ますことならば……」
「薬草道人を目付け出し、説いて江戸入りさせるのでござる」
「が、いったい何んのために、そうお館におかれては、道人様の江戸入りを、ご懇望なさるのでございましょう」
「よろしい、お話し致しましょう。お聞きなされ」
と膝を進めた。
この時ドッと酒場の方から、拍手笑声が湧き起こった。
そこで作者はペンを改め、再び酒場の光景を書こう。
「ようよう女神のご来降だ」一人の杣夫が喚き出した。
「いよう浜路大明神!」こう云ったのは薬草採り。
「莫迦を云うな、大明神なものか、歌舞の菩薩のご影向だ」こう云ったのは若い武士。