후리가나로 읽는 일본 고전
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
国枝 史郎의 任侠二刀流(にんきょうにとうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,569자 · 451화면
ここで機嫌よく笑い出してしまった。「何んだつまらない、平凡な言葉だ! それにさ、昔から云いふらしている言葉だ! そうは云っても本当だなあ」
中玄関からいよいよ御殿! 無事到着したものである。
ここは城中本丸の御殿、広々と開らけた大広間、その同じ日の正午頃!
正面にいるのは薬草道人、その左右には猪十郎と紅丸、その背後にはモカの群! それと向かい合って坐っているのは、成瀬、竹ノ越、渡辺、石河、志水甲斐の重臣をはじめ、お目見得以上の家臣である。
シーンと静か! 声もない。
だがいったいどうしたのだろう? 宗春卿の姿が見えぬ。
と、襖がサラサラと開き、つと現われたはその宗春! 両手に箱を捧げている。
ピタリと坐ったは道人の前、無言でひらいたは箱のふただ。取り出したは一葉の紙、
「お約束の一品、ごらんくださいますよう」
「ほほう」と云ったが薬草道人、首を延ばすと紙面を見た。「偉い!」と突然云ったものである。
「いやさすがは源敬公、お考えに間違いはない! ……ここに書かれた源敬公のご文章、これさえ心に取り入れて、服膺したならば間違いはござらぬ。もちろん尾張家は安泰でござる! ……さあさあこれをご家来衆へ、あなたよりお読み聞かせなさるがよろしい」