후리가나로 읽는 일본 고전
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
国枝 史郎의 任侠二刀流(にんきょうにとうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,569자 · 451화면
「さあこうしちゃあいられねえ、萩原へ行ってみんなに話し、加勢の衆を連れて来よう! 来ておくれヨーッ、来ておくれヨーッ」
丘を飛び下り駈け出した。
「オーイ、オーイ、オーイ、オーイ!」
仲間を集める山窩の声!
「来ておくれヨー、来ておくれヨー!」
非常を告げるお六の声!
左右にだんだん遠ざかる。
さあどっちが早く着くか? 山窩が来れば宗三郎が危うい、萩原住民が寄せて来たら、伊集院五郎は遁がれられまい。
この時気合が充ちたのであろう、沈めた肩を聳やかし、猛然と飛び込んだ伊集院、胸の真ん中、丹田の上、ガバとばかりに突っ込んだ。これが決まれば田楽ざし! と、体形斜めに揺れ、開きを作った宗三郎、相手の太刀のセメルの位置、それを目掛けてサッと下した。チャリンという太刀の音! すなわち一合、合ったのである。サッと引き退く伊集院、宗三郎も立ち直る。間二間、上段と下段、わずかに位置が移ったばかり、変化はない、また構えた。シ――ンと後は静かである。しかし充ち充ちたその殺気! それに驚いたか林から、一本龍柱が舞い上がった。鳩だ鳩だ、山鳩の群だ! 中空に伸びると、バッと割れ、円を描いて飛び散ろうとする。