후리가나로 읽는 일본 고전
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
国枝 史郎의 任侠二刀流(にんきょうにとうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,569자 · 451화면
「風儀が悪くなるのお山が荒れるのと、そんな愚にもつかぬ旧弊は、今日では通用しねえってものさ。金さえ落ちればよいじゃねえか」
「思っても見るがいい、俺らの村を、田もなけりゃあ畑もねえ、あるものと云えば、山ばかりだ。米も出来なけりゃあ野菜も出来ねえ、そこで年中炭を焼き、やっとこさ生活を立てていたのが、薬草採りが入り込んでからは、黄金の雨が降るようになった。そこでにわかに活気づき、人間にも元気が出たってものさ。それがいってえ何故悪い」
一人の老人を取り巻いて、五六人の若者が怒鳴っていた。
「まあ待ってくれお前達、そうガミガミ云うものではない。なるほど村方へ金は落ちる、こいつは決して悪くはない、悪いどころか有難いくらいだ。だから俺にも不平はない。ところがここに困ったことは、薬草採りという奴が、おおかた都会の人間でな、お山の霊験さを弁えていない。そこでお山中を駈け巡り、木を仆したり、土を掘ったり、荒らして荒らして荒らし廻る。そこでとうとう山の神様が、お憤りになったというものだ。で私におっしゃられた、薬草採りを追い払え! でないと災難を下すぞよ」
七十を越した年格好、躍起となって爺は云った。