후리가나로 읽는 일본 고전
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
国枝 史郎의 任侠二刀流(にんきょうにとうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,569자 · 451화면
俺の行く先を明かすどころか、ひし隠す方が本当だ。何んと云ってお前に話したのだ?」
「主命を帯びて山影さん、木曽をさしておいでになる。いつ帰るとも解らない。旅費をやるから追っかけて行け。とっ掴まえたら放すなよ。江戸へ無理にも連れ戻せ。こうおっしゃって五十両、おくんなすったのでございますよ」
「ははあ」と山影宗三郎、それを聞くと頷いた。「それで読めた、うむこうだ、卑怯な伊集院お前を利用し、俺に逢わせて色仕掛け、薬草道人を探し出す前に、江戸へ帰そうと計ったのだ。その手に乗るか、馬鹿な奴め! ほほうそれでは五十両、伊集院から取ったのだな?」
「旅用がなければ木曽へ行けず、木曽へ行けなければお逢い出来ず、あなたに済まないとは思いましたが……」お仙ここでオロオロする。
「では本当に取ったのか?」
「取りは取りましたが手は附けず……あなたが返せとおっしゃるなら、いつでも返してしまいます」
「馬鹿を云え、勿体ない話だ。何んで返してたまるものか。機会があったらもっとアクドク、眼を廻すほどひっ剥いでやれ。由来薩摩っぽはケチなものだ。五十両の小判、惜しかったろうなあ。アッハッハッハッいい気味だ。