후리가나로 읽는 일본 고전
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はいくへのみち
俳句への道
高浜 虚子
高浜 虚子의 俳句への道(はいくへのみち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 60,608자 · 120화면
来て、変化に富んでいて、春夏秋冬の草木禽獣虫魚、天文地理の諸現象、それらの変化を楽しむことが出来るということは、まずまず日本国などこそ尤も天恵に浴しておるといってよかろうかと思います。
そこで日本には昔からこの自然の景色を諷詠し、自然と共にある人間を讃美した文学がたくさんあるように思います。
古い歌がまず第一番にそれであります。尤も古い歌には人情を諷い恋愛を諷い哀別離苦を諷い無常を諷うものが多いのでありますが、そのうちに風景を諷う歌もあるのであります。『万葉』の歌人山辺赤人になりますと、自然の景色を詠うことが最も得意でありました。柿本人麿にしましても景色を諷った歌もたくさんにあります。『源氏物語』の類の物語、『枕草子』の類の草紙になりましてもやはり景色を諷った部分がたくさんにあるようであります。謡曲の類であっても、やはり景色を諷ったものがたくさんに見受けられます。
日本のそういった文学だけを挙げて、中国や西洋の文芸を挙げないで論ずるのはやはり井の中の蛙の譏りを免れないことになります。私等の知って居る極めて狭い範囲内の中国の文芸や、また西洋の文芸のほんの一部分を覗いた感じからいうと、日本ほどその傾向は強くないような心もちがするのであります。