일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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はいくへのみち

俳句への道

高浜 虚子

高浜 虚子의 俳句への道(はいくへのみち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 60,608자 · 120화면

아오조라 문고

もののあわれ 二

寡黙の力

文芸に携わる者は誰も皆其処に基調を持つ。芭蕉と同時代にあった近松でも西鶴でもいずれも、もののあわれを感じて筆を執ったことに変りはない。

もののあわれ 二

人は戦争をする。悲しいことだ。しかし蟻も戦争をする。蜂もする。蟇もする。その外よく見ると獣も魚も虫も皆互に相食む。草木の類も互に相侵す。これも悲しいことだ。何だか宇宙の力が自然にそうさすのではなかろうか。そこにももののあわれが感じられる。

寡黙の力

俳句は最も簡単な詩型であるということがその特色の一つである。寡黙に近いということがその特色である。寡黙ということは、最も大きな人間の力の表現である。

俳句は全く沈黙の文芸であるとはいえない。しかし、多く言わず少く言う文芸である。少く言いて多くの意を運ぶ文芸である。叙写は尠くって多くの感銘を人に与える文芸である。

叙するところは片々たる事柄である。しかしながら伝うるところは複雑なる感想である。

一片の落花を描き、一本の団扇を描き、一茎の芒を描き、一塊の雪を描き、唯片々たる叙写のように見えていて、それは宇宙の現象を描いたことになる所に俳句の力はある。

俳句は簡単なる文芸であるが故に簡単なる叙写を必要とする。