후리가나로 읽는 일본 고전
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はいくへのみち
俳句への道
高浜 虚子
高浜 虚子의 俳句への道(はいくへのみち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 60,608자 · 120화면
明年明後年になって死ぬ人がないとは言えぬ。百年経ったならば悉く死滅する人々である。現在では現前の社会、現前の世界をわれらのもののように思っているけれども、百年後の社会、百年後の世界は全く他人のものである。人は死滅して行かねばならぬものである。
この死滅して行方知れずなるという事が、もののあわれを感ずることになって、文芸の基調を為しているように思う。
昔から世をはかなんで頭を円めた男女はもとよりのこと、頭は円めないが、普通の生活をしていながら、世をはかなんだ男女の数は数限りもなくある。否々死に近づくに従って深いか浅いかこの淋しさに捉われぬ者はまずまずあるまい。
生活の楽しみを失った貧と苦、それはやがて死と連る。もののあわれはそこにもある。文芸の基調を為すものはこれである。
古来幾多の世捨人は人間の死ということに心を置いて、樹下石上の旅にさまようた。西行も宗祇も芭蕉もまたそれら世捨人のあとを慕うて旅にさまようた。そうして宗祇も芭蕉も旅に死んだ。
西行や宗祇や芭蕉の思想は仏者から見れば別に新しい思想ではない、むしろ陳腐な思想である。唯それらの人々の文芸の基調をなしたが故に目立つのである。