일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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よせ

圓太郎馬車 正岡容寄席小説集

正岡 容

正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면

아오조라 문고

出イ出イ」

席亭、取り合わないで帰ってしまった。

と、どうだろうその晩のこと。

やってきた歌団治、ほんとうに長襦袢一枚で。そうしてノコノコ高座へと上がっていった、あられもなくその長襦袢で。

「うわッ、えらいことをしやがる」

よもやと高をくくっていた席亭は、モロに目を剥いて驚いた。

「貸す貸す、金貸す。その扮りではあかん。歌やん下りて。なあ頼む、下りて。オイ誰か緞帳下ろし」

さすがの席亭が音を上げて言われるままの金を貸し与えた。

同じような話が、助丸にもある。

これはもう一倍えらい。

金を前貸ししてくれないか、でないと今夜の掛け持ちは電車賃がないから歩いて行くが、と談判したら、オオ、歩いてこい草鞋がけできたらええやろと席亭のこう突っ放した返事だった。

心得たとばかり助丸。直ちに身仕度厳重の草鞋履き、自宅から寄席までワザと泥んこのなかばかり選りつつ歩いて草鞋を泥々にし、その泥草鞋のまんま高座へ上がっていたら、びっくり仰天して席亭、これも言うだけの金を貸してくれた。

ところがあくまで不敵な助丸はひと晩のうちに若い者を連れて遊びに行き、残らずその金を費ってしまい、またあくる晩席亭に対してまた貸してくれとずうずうしく手を突き出したら、あきれてしばらくジーと助丸の顔を睨んでいた席亭がやがて言った。