후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
「…………」
月給袋を足もとへ投げ与えられた芸人たちのほうは、あくまでうやうやしくピタリと座ってそれを拾い上げ、
「ウヘー」
と押しいただいた。
いよいよ今松は泣くに泣かれない心持ちになった。
情なさを通り越して切腹でもしたくなってきたと言うほうがいい、いやまったく。
「古今亭今松」
そのとき自分の名前が呼ばれた。
ヌッと立ち上がった今松は、
「ア、投らねえでも今そっちへ行きます」
急に、ツカツカ近づいていき、スッと自分の月給袋を取って懐中へ入れると、型ばかりヒョイと頭を下げたまま、悠然と自分の席へかえってきた。
「桂海老団治」
続いてこの親しい友達の名前が呼ばれた。海老はどうするだろう、海老は。
少なからぬ興味を持って今松はすぐ立ち上がっていた海老団治の年よりは地味な半纏姿を、ジーッと後から見守っていたが、
「アーッ」
次の瞬間、のけぞらんばかりに今松はびっくりした。
幾度か自分の目を、疑った。
疑ってみた。
が、しかし――目の前の事実はもはや争えない事実だった。
あろうことかあるまいことか、我が桂海老団治は、岡村の卓子近くの板の間へ、ベタベタと座った。