후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
よりによって紅梅派が出来上がるとまもなく、こんな災難にぶつかるなんて、なんて――。
なんて、なんてまあ可哀想な海老団治の奴。いっぺんに世の中がなんだか味気なく、白々としたものに考えられてきた。
これが世にいう不運だろう。
「不運」というものの立ち姿を、マザマザといま今松は、この親しい友だちの上に見せられた思いがした。
急にまる一年帰らなかった東京の寄席の景色がアリアリと今目に見えてきた、活気のみなぎっている東京の寄席の景色が。
「雷門助六」と大きく師匠の名を描いた一枚看板が目に見えてきた。
「つばめ、左楽、柳条」としたためた三枚看板も見えてきた。
小さく書込みで書かれている憎い雷蔵の名前さえが、いまはヒシヒシ恋しかった。
前座の左鶴の奴も、もう二つ目になっただろう、もうよっぽど、芸がうまくなったかしら。
もしやこの俺を追い越していは……。
走馬灯のように消えては現れ、現れてはまた消えていく東京の寄席の名所図会の中には、おしまいに絶えて久しい赤ら顔の師匠の顔と、紫のお高祖頭巾目深にパチッとしたあのお艶ちゃんの目とが、グーッと大写しで迫ってきた。
東京の寄席が、いや、東京というふるさと全体が、にわかに火のように恋しく懐しくいとおしくなってきた。