후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
それが聞きたいんだ俺は、それが」
「ヘイ」
苦味走った顔をしばらく黙って伏せていたが、やがてのことにまた、顔を上げると、
「師匠のところを飛び出したんです。もう東京にゃいられやしません。東海道筋も、上方も、山陰道も思う存分、飛んで歩いてずいぶんいろんな苦労もしました。でもこのお話アひと晩やふた晩じゃとても尽きません。東京へ帰ってゆっくり続き物にして申し上げます、いずれ師匠から木戸銭を取って」
「ナ、なにを言やがる」
愉快そうに助六は笑った。
「ほんとうのことを言うと師匠、去年の秋に私、上方から帰って、師匠におわびを入れるつもりだったんです」
「ヘーエ、それが」
けげんそうな顔を、助六はした。
「それが中途で気が変わりまして、まだまだ俺なんか、師匠を不義理にして飛び出したくせにそれがもういっぺん帰っていくだけの腕になんかなっていやしねえ。もう半年ばかりうんと修業して修業して修業し抜こうと考えたんです。それからこの名古屋へくだりました。名古屋にゃ上方で友達になった海老団治って奴にたいそうな人情噺の名人があるってしょっちゅう聞かされていたもんで、それからそのおっ師匠さんとこへ草鞋をぬいで、夜の目も寝ねえで修業したんです。