후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
「エ、なん日」また鳩尾がドキンとした。
「先月でございましたよ」
「先月?」
ひと方ならずがっかりしながら、
「その越した先、わかりませんかしら」
「エーそれがねえ」
いよいよ気の毒そうに婆さんは、
「聞いといたんでござんすがねえ」
「だいたいどの辺の見当かちょっと思い出していただくわけには」
「さあ……」
相変らず困ったように首をかしげているばかりだった。
「小父さん、お艶ちゃんて三味線の小母さんだろう」
いつの間について来ていたのだろう、さっきの鼻たらしの子が新しい花火片手にヒョイと顔を突き出してきた。
「あの小母さんなら馬道の鶏寺の近所にいるよ、剥身屋の二階だよ」
「エ、鶏寺の近所」
子供の声が、小助六には神様のお告げのようにありがたかった。
「ありがと、坊や。サ、これで好きなものをお買い」
銀貨を二枚握らせてやると、そのまま横ッ飛びに、通りのほうへ駆け出した。
鶏寺の崩れた竹垣の横丁。
腰障子に大きな蛤の絵が描いてある小ざっぱりした店構えに、暮れ遅い灯影が揺れていた。
店先で癇癪持らしい、侠な主が豆絞りの手拭で向こう鉢巻をして、セッセと浅蜊の殻を剥いていた。
「あのごめんください」