후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
話のおしまい頃まできた時分、ヅケリと柳美館の主人は言った。
この主人、元は東京の生まれだというが、道楽の末この温泉場へ松杉を植えた男で、上京するたび柳美館の名に因んで柳派の落語家は全部万遍なく誰彼と贔屓にしていた。
従って今松が師匠の助六をしくじって旅へ出ているということも、話し出す前に百も二百も心得ていた。
「かなはねえ、そう旦那のようになにからなにまで御承知じゃ」
照れて今松は頭をかかえた。
「無駄に道楽アしていねえよ」
大きく柳美館は笑ったが、
「ときに、師匠」
「いやですよ、そんな師匠だなんて」
「売り物には花だ。まあ師匠」
「まあはないでしょう。へんな師匠だね」
「じゃ、どう言やいいんだ、じれってえ。だれねえでまあ師匠で納まっておきな。とにかく、今松師匠、せっかくだけれどこの土地じゃあね」
「駄目ですかえお座敷は」
「そう先へガッカリしちまわないでもいい。駄目ではないが……」
「なんだ駄目じゃないんですか」
「その代わり落語は駄目だてんだ」
「じゃやっぱし駄目なんだ、ヤレヤレ」
「またガッカリする、悪い癖だねお前は。しかし、講釈ならきっと聞くんだ。で、どうだい、今松師匠。