후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
きょうの戸田松太郎の小仏峠なんか、お師匠さんの松鯉の三つ前へでたんだけれど、いただけるぜあれは」
もう半分、身体を拭きかけている若禿のした鉄火な口の聞き方をする男が、モヤモヤの湯気の中、ランプの灯の光の砕けている湯槽の中を見下ろして言った。
その晩の七時がらみ真っ黒に暮れているガラス窓を隔てていっそう烈しく波の音が聞こえてきている柳美館の湯槽の片隅で、あれから三度目のお湯につかりながら今松は、さあたいへんなことになってしまったわいと息を喘ませていた。
この旦那方、どうやら神田の講釈場あの小柳の常連で、ひと通りやふた通りでない講釈の大通人らしい。
冗談じゃない。
そんな旦那方に聞かれたら、いっぺんにこっちの化けの皮が現れちまう。
一難去ってまた一難とはこのことだ。
どうしたら――ああどうしたらいいだろう。
「しかしなんと言っても端物では邑井一に兜をぬぎとうござんすね。あれはたいへんな名人ですよ。殊にあの人の小夜衣ときた日には」
ときもとき、今松のすぐ隣に首だけ出していた白足袋の似合いそうな旦那がまた言い出した。
「言いたかったんだ、それを私も。一の小夜衣はただ凄いだけでねえからね。