후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠4
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠4(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 264,133자 · 524화면
「老和尚」
と言って兵馬は近づいて呼びました。
「宇津木どん」
慢心和尚はその時、悪者どもを片っぱしから撲りつけてしまって、駕籠の前に立って、抜からぬ面で兵馬を待っていました。
「どうしてここへ」
「お前さんに頼みは頼んだが、あぶないと思うから、あとを跟けて来たのさ、跟いて来て見るとこの始末さ、オホホ」
「すんでのことに、この駕籠を奪われるところでした」
「危ないところ、オホホ」
和尚は例の愛嬌のある笑い方をしました。この和尚の面の円いことと口の大きいことと、その口の中へ拳が出入りするということはかなり驚かされていたけれど、その拳の力がこれほど強かろうとは、今まで知らなかったことであり、聞きもしなかったことであります。なんとも見当のつかない使者の役目を吩附けておいて、あとからノコノコと跟いて来るという挙動も、なんだか人を見縊ったようでもあります。
「それ、また危ない」
この時、疾風のように、白刃が兵馬の頭上に飛んで来ました。それは前の覆面の二人のさむらい。兵馬が身をかわすと、慢心和尚は、うどん切りをするように、ポンポンと二人を続けさまに亀甲橋の上から、笛吹川へ落っことしてしまいました。