후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠4
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠4(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 264,133자 · 524화면
「知っておりますよ、いやに悪党がって喜んでいる、たあいもない奴でございます」
「実は、あの者に取りつかれて困っています、なんとか遠ざける工夫はなかろうか」
お松は、ついこのことを馬子に向って口走りました。
「左様でございますねえ、こんど出て来たら取捉まえて、なんとかしてみましょう」
と馬子は言いました。なんとかしてみるというのは、どうしてみるつもりなのだろう。けれどもこの馬子ががんりきを怖れないと反対に、がんりきがこの馬子を怖れて逃げたことは今の挙動でわかるのですから、お松はなんとなくこの馬子を心強いものに思います。
この馬に乗ったお松は、犬目新田も過ぎ、矢壺の座頭ころがしの険も無事に通って、例の鶴川の渡し場まで来ました。
ここは、その前の時分に宇治山田の米友が坊主にされたところであります。ここまで来る間に、どうしたのかがんりきの百蔵はまるきり音沙汰がありません。
前の時には、大勢の川越し人足がいたけれども、今は水の出も少ないし、人足でなしに、橋を架けて橋銭を取って渡していました。定めの橋銭を払って、この橋を渡りきると、以前、川越し人足が詰めていた小屋があります。