일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠4

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠4(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 264,133자 · 524화면

아오조라 문고

大入場では、あれはどなた様の奥方である、あれは誰様のお嬢様、あのお嬢様より侍女の方が美しい、奥様のうちでは身分は少し軽いけれども、結局あの奥様がいちばんの別嬪だなどと、品評をしていたのがこの時、

「それでいったい、あの駒井能登守様の奥方様はどこにおいでなさるのだ」

という問題が出て、一方は能登守の桟敷へ、それから一方はまた、一時閑却していた雛壇の方へ向いて、

「あの美しい殿様の奥方というお方の面が見てやりたい」

という物色にかかりましたけれど、不幸にしてそれは誰にも見当がつきませんでした。そこでまた議論が沸騰します。

あの殿様にはまだ奥方が無いのだという説が起りました。いいや、あのくらいの身分になって奥方が無いはずはないという説も出ました。それでは見たことがあるかという反駁が出ました。見たことはないけれど……という受太刀があります。

けれども、そのいずれにしてもみんな想像説に過ぎません。弥次と喜多とが拾わぬ先の金争いをするようなことになってゆくことがおかしくあります。

ああいう美しい殿様の奥方はさぞ美しかろう、一対の内裏雛のような……と言い出すものがあると、いやそうでない、ああいう殿様に限って、奥方が醜女で嫉妬が深くて、そのくせ、殿様の方で頭が上らなくて、女中へ手出しもならないように出来ている、よくしたものさ