후리가나로 읽는 일본 고전
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ふたばていよだん
新編 思い出す人々
内田 魯庵
内田 魯庵의 新編 思い出す人々(ふたばていよだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,401자 · 427화면
森槐南、依田学海というような顔振れも見えたが、大部分は若い女で、紅葉さん漣さんという媚かしい囁※が其処にも此処にも洩れて、硯友社この夜の人気は当時の花形たる家橘や染五郎を圧していた。
その晩の切が『花競八才子』という題で、硯友社の幹部の面々が町奴の伊達姿で舞台に列んで自作の「つらね」を掛合に渡すという趣向であった。花道から八才子が六方を踏んで現れるという花々しい出に、どうしたものだかお約束の素足の下駄穿きを紅葉だけが紺足袋を脱ぐのを忘れていた。見物席のそこらここらから笑い私語く声が聞えたが、有繋は紅葉である、少しも周章ないで舞台へ来ると、グルリと後ろ向きになって悠然として紺足袋を脱いだ。「これだからシロウトは面白いよ、」と学海先生は大に悦に入っていた。
無論内輪の催しであったが、学海翁が『読売』で劇評を発表したのでパッと評判となって、この次には是非切符を貰いたいというものが多勢あった。が、それから後は社内の余興的の催しは一、二度あったそうだが、半公開的に大袈裟に催したのはただ一回ぎりであった。
黄鶴楼劇は前にもいった通り格別抱負があったわけではなかった。