후리가나로 읽는 일본 고전
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ふたばていよだん
新編 思い出す人々
内田 魯庵
内田 魯庵의 新編 思い出す人々(ふたばていよだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,401자 · 427화면
九 紅葉の性格の半面
を棄てて『二六』に移った時は、一葉落ちて天下の秋を知るで、硯友社の覇権がそろそろ徐々傾き出した。三十六年の冬、紅葉が物故して以来硯友社の団結はまた旧の如くならず、あまつさえ自然主義が勃興して創作の権威が他の集団に移ったので、硯友社は漸次に凋零して今では全く過去の夢物語となった。
九 紅葉の性格の半面
紅葉と私とは二十七、八年頃まではかなり親しくしていた。元来思想上相容れなかったので思想上の扞格が感情上の乖離となって、一時は交際が殆んど途絶えていた。が、紅葉と私とは都会育ちの共通の趣味や性格があったので、思想上では相容れなくても紅葉に対しては丁度郷友に対するような親しみを持っていた。それ故論壇では紅葉の態度や硯友社の作風に慊らないで忌憚のない批評をしても、私交上には何の隔心も持たなかった。が、紅葉の方ではとかくに疎隔して会えば打釈けていても内心は敵意を挟んでいた。
丁度その頃であった。今は殆んど忘れられてしまったが、一時はユーゴーの紹介者として相当に鳴らした原抱一庵が度々遊びに来た。抱一は好き嫌いの劇しい感情家であったが、紅葉が大嫌いで、談紅葉に及ぶごとに口を極めて痛罵するので、その度毎に、「君は喰わず嫌いだよ。