후리가나로 읽는 일본 고전
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ふたばていよだん
新編 思い出す人々
内田 魯庵
内田 魯庵의 新編 思い出す人々(ふたばていよだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,401자 · 427화면
四
狷介が累いしたばかりでもなかったろう。
四
沼南は廃娼を最後の使命として闘った。が、若い時には相応に折花攀柳の風流に遊んだものだ。その時代の沼南の消息は易簀当時多くの新聞に伝えられた。十年前だった、塚原靖島田三郎合訳と署した代数学だか幾何学だかを偶然或る古本屋で見附けた。余り畑違いの著述であるのを不思議に思って、それから間もなく塚原老人に会った時に訊くと、「大変なものを見附けられた。アレはネ……」と渋柿園老人は例の磊落な調子で、「島田の奴が馬を引張って来たので、仕方がないから有合いのものを典じて始末をつけたが、その穴埋をしなけりゃならん。そこで島田が或る本屋を口説いたところが、数学の本を書いてくれるなら金を出そうというので、それから島田がドコからか原書を借出して来て、二人して一週間ばかりで書上げたのがアノ本サ。早速金に換えて懐ろが温まったので、サア繰出せと二人して大豪遊を極めたところが、島田の奴はイツマデもブン流して帰ろうといわんもんだから、とうとう遣い果して復た馬を伴れて戻るというわけサ。その時分の島田はソリャアでれでれして尻が腐ってしまうンだからカラ始末に行かなかった」