후리가나로 읽는 일본 고전
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ふたばていよだん
新編 思い出す人々
内田 魯庵
内田 魯庵의 新編 思い出す人々(ふたばていよだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,401자 · 427화면
しかもこの十八、九ぐらいにしか見えない青年が既に一家をなしていたのだから驚かされてしまった。
漣はその時あたかも『新著百種』中の『妹背貝』を書終って、丁度発行所の吉岡書店から原稿料を請取って来た処だというので、紅葉はソンナラ午餐を奢れといい、自分は初対面であったが、三人して上野の精養軒へ行った。電車のない夏の炎天を壱岐殿坂下まで歩いて紅葉はヨボヨボ爺さんの二人乗を見付け、値切倒して私と二人で合乗して行くと、漣は跡から気の利いた威勢の好い一人乗を飛ばして来て忽ち抜いてしまった。「此奴、乗打ちをしたナ、覚えてろ!」と紅葉は手を振上げて打つ擬をするとヨタヨタ俥がいよいよヨタヨタした。やがて精養軒の玄関へお抱え然たる一人乗を横付けした漣が貴公子然と取澄まして俥を下りる跡からヨタヨタ俥を下りて朴々乎と従いて行く紅葉と私の二人の恰好は余り好い図ではなかった。が、江戸ッ子のチャキチャキたる紅葉は泰然と澄ました顔をして、三人して食堂の卓を囲んだ。隣の卓では若い岡倉天心が外国人と相対いに肉刺を動かしつつ巧みな英語を滑らかに操つッていた。
漣は根が洒落である上に寛闊に育ち、スッキリと捌けた中に何処となく気品があった。