일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふたばていよだん

新編 思い出す人々

内田 魯庵

内田 魯庵의 新編 思い出す人々(ふたばていよだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,401자 · 427화면

아오조라 문고

美妙と紅葉とは本と同じ町に育って同じ学校に学び、或時は同じ家に同宿して同じ文学に志ざし、相共に提携して硯友社を組織した仲であった。然るに『我楽多文庫』公刊匆々二人が忽ち手を別ってしまったはいわゆる両雄聯び立たずであって、陽には磊落らしく見えて実は極めて狭量な神経家たる紅葉は美妙が同人に抜駈けして一足飛びに名を成したのを余り快よく思わなかったらしい。が、『我楽多文庫』の基礎がマダ固まらない中に美妙が『都之花』に趨って別に一旗幟を建て、あまつさえ自分一人が幸運に舌鼓を打って一つ鍋を突付いた糟糠の仲の同人の四苦八苦の経営を余所々々しく冷やかに視た態度と決して穏当でなかったから、紅葉初め硯友社の同人が美妙を謀反人扱いしたのも万更無理ではなかった。

が、美妙としてはその時既に『都之花』の外に『以良都女』という婦人雑誌を経営し、『女学雑誌』の特別寄書家として毎号寄稿し、それ以外にもアチラコチラの新聞雑誌社から寄書を依頼されるという日の出の勢いであったから、紅葉は左に右く他の硯友社同人と伍するには余りに地位が懸隔し、実際上にも糟糠の友を助けて『我楽多文庫』に寄与するだけの余裕はなかったのだ。