후리가나로 읽는 일본 고전
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ふたばていよだん
新編 思い出す人々
内田 魯庵
内田 魯庵의 新編 思い出す人々(ふたばていよだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,401자 · 427화면
矢崎鎮四郎を春廼舎に紹介したのもやはり二葉亭であった。矢崎は明治十九年の十月には処女作『守銭奴の肚』を公けにし、続いて同じ年の暮れに『ひとよぎり』を出版し、二葉亭に先んじて逸早く嵯峨の屋お室の文名を成した。
二葉亭の初めての試みはゴーゴリの飜訳であった。が、世間には発表しなかった。その発表しなかった理由は不明であるが、多分性来の自重心が軽々しく公けにするを欲しなかったのであろう。その時分またビェリンスキーの美論の一部を飜訳した事があった。尤もこの飜訳は春廼舎を初めビェリンスキーを知らない友人に示すためであって、公けにするツモリはなかったのであるが、その中の一部分が飜訳後暫らく経ってから冷々亭主人の名で前記した早稲田の機関誌の『中央学術雑誌』に掲載された。が、ビェリンスキーの美論は当時の読書界には少し高尚過ぎたから、誰にも碌々読まれず、殆んど注意されずに終ったが、今から三十年前にこういう深邃な美学論が飜訳されたというは恐らく今の若い人たちの思掛けない事であろう。その時分二葉亭は冷々亭杏雨、率性堂、または翕々亭と称していた。
その頃二葉亭は学校を罷めてしまって、これから先きどうでも一本立ちにならねばならない場合であった。