후리가나로 읽는 일본 고전
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ふたばていよだん
新編 思い出す人々
内田 魯庵
内田 魯庵의 新編 思い出す人々(ふたばていよだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,401자 · 427화면
世間が二葉亭を無視して春廼舎の影法師と早呑込みしたのも万更無理ではなかった。が、誰でも処女作を発表する時は臆病で、著作の経験上一日の長ある先輩の教えを聞くは珍らしくない。ましてや謙遜な二葉亭は文章の造詣では遥に春廼舎に及ばないのを認めていたから、己れを空うして春廼舎の加筆を仰いだ。春廼舎臭くなったのも止むを得なかった。が、一端発表して後は自信を強くし、第二編には思う存分に大胆な言文一致を試みて自個の天地を開き、具眼の読書子をして初めて春廼舎以外に二葉亭あるを承認せしめた。
言文一致の創始者としては山田美妙が多年名誉を独占し、今では美妙と言文一致とは離るべからざるものの如く思われておる。が、美妙の『夏木立』は明治二十一年八月の出版で、『浮雲』第一編よりは一年遅れてる。尤も『夏木立』中の「武蔵野」は初め『読売新聞』に載ったのであるが、やはり『浮雲』の方が先んじていた。あるいは『浮雲』第一編は厳密な意味の言文一致でないという人があるかも知れぬが、「武蔵野」もまた頗る雅文臭いもので、時代の先後をいったら二葉亭の方が当然その試みに率先した名誉を荷うべきはずである。