후리가나로 읽는 일본 고전
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ふたばていよだん
新編 思い出す人々
内田 魯庵
内田 魯庵의 新編 思い出す人々(ふたばていよだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,401자 · 427화면
二葉亭も院本や小説に沈潜して好んで馬琴や近松の真似をしたが、根が漢学育ちで国文よりはむしろ漢文を喜び、かつ深く露西亜文に親んでいたから、容易に国文の因襲を脱して思切って大胆なる言文一致を試みる事が出来た。春廼舎の加筆した『浮雲』第一編は別として、第二編となると全然従来の文章型を無視した全く新らしい文体を創めた。二葉亭の直話に由ると、いよいよ行詰って筆が動かなくなると露文で書いてから飜訳したそうだ。二葉亭の露文は学生時代からグレエ教師が感嘆したという位で、後にダンチェンコが来朝して能見物に案内した時、ダン君に示すための当日の能の筋書を前夜の中に露訳したというほどの腕達者だから、露文で書いて邦訳したというのも強ち英雄人を欺くの放言だとは思われない。ゴンチャローフの真似をして出来損なったとは二葉亭が能く人に話した謙遜のような自得のような追懐であった。『浮雲』の文章に往々多少の露臭があるのはこれがためであろうが、そこが在来の文章型を破った独創の貴とさである。美妙のは花やかにコッテリして故とらしい厭味のある欧文の模倣に充ちていた。丁度油をコテコテ塗って鬘のように美くしく結上げた束髪が如何にも日本臭いと同様の臭味があった。