일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふたばていよだん

新編 思い出す人々

内田 魯庵

内田 魯庵의 新編 思い出す人々(ふたばていよだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,401자 · 427화면

아오조라 문고

この間に立って調停する楫取役を勤めたのは池辺三山であって、三山は力を尽して二葉亭を百方慰撫するに努めた。が、二葉亭が自ら本領を任ずる国際または経済的方面の研究調査にはやはり少しも同感しないで、二葉亭の不平を融和する旁ら、機会あるごとに力を文学方面に伸ばさしめようと婉曲に慫慂した。二葉亭は厚誼には感謝したが、同時に頗る慊らなく思っていた。

が、三山の親切に対して強て争う事も出来ずに不愉快な日を暮す間に、大阪の本社とは日に乖離するが東京の編輯局へは度々出入して自然親みを増し、折々編輯を助けて意外な新聞記者的技倆を示した事もあった。ポーツマウスの条約に挙国の不平が沸騰した時に偶然東京朝日の編輯局で書いた「ひとりごと」と題する桂首相の心理解剖の如きは前人未着手の試みで、頗る読者に受けたもんだ。(この一編は全集第四巻に載っておる。)あるいは前人未着手でないかも知れぬが、これほど巧みにこれほど小気味能く窮所を穿ったものは恐らく先人未言であったろう。二葉亭の直覚力と洞察力と政治的批評眼とがなければとても書けないものであった。あるいは不満足なる媾和に憤慨した余りの昂奮で筆が走ったので、平素の冷静な二葉亭ではかえって書けなかったかも知れない。