후리가나로 읽는 일본 고전
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はたもとたいくつおとこ
旗本退屈男
佐々木 味津三
佐々木 味津三의 旗本退屈男(はたもとたいくつおとこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 240,656자 · 478화면
六
――
※(歌記号、1-3-28)すういとな、すういとな。
ぬしが帰りの駕籠道に
憎や小雨が降るわいな。降るわいな。
灯影を縫ってどこかの二階からか、やるせなさそうな爪弾の小唄が、一散走りのその駕籠を追いかけてなまめかしく伝わりました。
六
道は、壬生のお屋敷小路を通りぬけてしまうと、目ざした西本願寺前までひと走りです。行きついて見ると、いかさま珠数屋というのは、この界隈名うての分限者らしく、ひとめにそれと分る程の大きい構えでした。いや、それよりも退屈男の目をそば立たしめたものは、疾風迅雷的に闕所取払いの処断をつけてしまおうというつもりらしく、すでにもう所司代付きの物々しい一隊が押しかけて、家の周囲にはいかめしく竹矢来を結い廻し、目ぼしい家財道具はどしどしと表に運び出しながら、しきりと右往左往している不埒な端役人達のその姿でした。元よりそんな言語道断な処置はない。かりにも闕所ところ払いというがごとき、町家にとって最も重い処断をするについては、一応も二応も細密なお白洲吟味にかけた上で、踏むべき筋道を踏んでから、初めて一切を取りしきるのが御定法の筈です。然るにも拘わらず、珠数屋のお大尽を引ッ立てると殆んど同時のように、かくも身代押えを急いでいるのは、弥太一の言ったごとく、役向き権限を悪用して巧みに財物を私しようとのよから