일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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はたもとたいくつおとこ

旗本退屈男

佐々木 味津三

佐々木 味津三의 旗本退屈男(はたもとたいくつおとこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 240,656자 · 478화면

아오조라 문고

旗本退屈男

一

一

その第四話です。

第三話において物語ったごとく、少しばかり人を斬り、それゆえに少し憂欝になって、その場から足のむくまま気の向くままの旅を思い立ち、江戸の町の闇から闇を縫いながら、いずこへともなく飄然と姿を消したわが退屈男は、それから丁度十八日目の午下り、霞に乗って来た男のように、ふんわりと西国、京の町へ現れました。

――春、春、春。

――京の町もやはり青葉時です。

都なればこそ京の青葉はまたひとしおに風情が深い。

ふとん着て寝た姿の東山、清水からは霞が降って、花には遅いがそれゆえにまた程よく程のよい青嵐の嵐山。六波羅跡の崩れ垣の中からは、夜な夜な変な女が出て袖を引いて、いち夜妻のその一夜代が、ただの十六文だというのだ。

されば、退屈男の青月代も冴え冴えとして愈々青み、眉間に走る江戸名代のあの月の輪型の疵痕もまた、愈々美しく凄みをまして、春なればこそ、京なればこそ、見るものきくもの珍しいがままに、退屈が名物のわが退屈男も、七日が程の間は、あちらへぶらり、こちらへぶらり、都の青葉の風情を追いつつ、金に糸目をつけない京見物と洒落込みました。

だが、そろそろとその青かった月代が、胡麻黒く伸びかかって来ると、やはりよくない。