후리가나로 읽는 일본 고전
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はたもとたいくつおとこ
旗本退屈男
佐々木 味津三
佐々木 味津三의 旗本退屈男(はたもとたいくつおとこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 240,656자 · 478화면
二
と同時です。馬上の二人がまた二本差す身でありながら、あまり馬術に巧みでなかったと見えて、あッと思った間に相前後しながら、竿立ちになったその馬の背から、もんどり打って街道の並木道に、蛙のごとく叩きつけられました。
二
「伸びたか。面倒なことになりそうじゃな」
同時に退屈男もそれと知るや、早くも事のもつれそうなのを見てとって、手にしていた釣竿をゆらりゆらりとしなわせながら、のっそりと立ち上がりました。まことにまたこの位、面倒なことになってはなるまいと願っても、ならないではいられない出来事というものもないのです。一方は農夫、一方は切捨御免、成敗勝手次第のお武家である上に、挑みかかった方が、また一刀両断、無礼打ちにされても文句の言えぬその農民の農馬であってあれば、結果は元より歴然。――だが不審なのは、それまで殊のほか温順だった黒鹿毛が、なにゆえにかくも狂おしく弾み出したか、その原因が謎でした。不思議に思ってのっそり歩みよりながら、よくよく見眺めると、無理ない。まことに天地自然玄妙摩珂不思議、畜生ながら奴等もまた生き物であって見れば甚だ無理がないのです。竿立ちになって躍り上った二頭の早馬は、なんと剛気なことにも、二頭共々々揃いに揃って、あやかに悩ましい牝馬なのでした。