후리가나로 읽는 일본 고전
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はたもとたいくつおとこ
旗本退屈男
佐々木 味津三
佐々木 味津三의 旗本退屈男(はたもとたいくつおとこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 240,656자 · 478화면
揃いも揃うてよくよく物覚えの悪い者達よ喃。この一札こそは、まさしく先々代の名所司代職板倉内膳正殿が、町人下郎共の賄賂請願をそれとなく遠ざけられた世に名高い制札の筈じゃ。無役ながら千二百石頂戴の直参旗本、大手振って通行致すに文句はあるまい。早々に出迎い致してよかろうぞ」
「ぬかすなッ。ぬかすなッ。出迎いなぞと片腹痛いわッ。どういう制札であろうと、通行お差し止めと書いてあらば開門無用じゃッ」
「ほほう、なかなか口賢しいこと申しおるな。ならば制札通り、禁中、お公儀の御使者だったら、否よのう開門致すと申すか」
「くどいわッ、くやしくば将軍家手札でも持って参らッしゃいッ。もう貴公なぞと相手するのも役儀の費えじゃッ。おととい来るといいわッ」
面憎げに罵り棄てると、この上の応対も面倒と言わぬばかりに、ピタリ物見の窓をしめ切りました。同時に当然のごとく退屈男が嚇怒して、大声に叱でもするだろうと思いのほかに、その一語をきくや否や、期せずして凄艶な面に上ったのは、にんめりとした不気味この上ない微笑です。
「先ずこれで筋書通りに参ると申すものじゃ。然らばそろそろ篠崎流の軍学用いて、否やなく開門させて見さしょうぞ。