후리가나로 읽는 일본 고전
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はたもとたいくつおとこ
旗本退屈男
佐々木 味津三
佐々木 味津三의 旗本退屈男(はたもとたいくつおとこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 240,656자 · 478화면
変だぜ。やっぱりどうも調子が変だよ」
「な! ……」
「男も男だが、女が花魁だけに、なおいけねえんだ。どっちにしても棄てちゃおけねえんだから、早えところ京橋へお知らせしなくちゃならねえ。船を出しなよ」
何をするにしても先ず事の第一は、源七と名の見える若旦那風のその親元の、糸屋六兵衛に急をしらせるのが先でした。――抱き合ったままのいたましい骸を守りながら、折からの上げ潮を乗り切って漕ぎに漕ぎつ、急ぎに急ぎつ、さしかかったのは大川名打ての中州口です。
ここから京橋へ上る水路は二つ。即ちその中洲口から箱崎河岸、四日市河岸を通って、稲荷橋下から八丁堀を抜けて上って行く水路と、やや大廻りだが川を下に永代橋をくぐって、御船手組の組屋敷角から同じく稲荷橋へ出て、八丁堀へ上る水路とその二つでした。言うまでもなく前の水路を辿った方が早いことを知っていたが、何を言うにも舟そのものがあまり縁起のよくない土左船なのです。上り下りはなるべく人目を避くべし、川中の通航は遠慮の事、他船の往来を妨げざるよう心して川岸を通るべし、という御布令書の掟を重んじて、その川岸伝いに遠道の永代橋口へさしかかって行くと、酔狂といえば酔狂でした。