후리가나로 읽는 일본 고전
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はたもとたいくつおとこ
旗本退屈男
佐々木 味津三
佐々木 味津三의 旗本退屈男(はたもとたいくつおとこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 240,656자 · 478화면
――京弥。ゆるゆる待とうぞ。菊路に琴でも弾かせい」
これがまた落付いているのです。千二百石直参旗本の貫禄を肱枕にのせて、長々とそこに横たわりながら、やがて弾き出した琴の音に聴き入りつつ、目を細めつつ、京弥菊路のふさわしい一対を眺めつつ、出来るものなら生れ代って二日か三日主水之介になりたい位でした。
かくして待つこと三刻――。
暮れ易い冬ざれの陽はいつか黄昏そめて、訪れるは水の里に冷たい凩ばかり。
「只今立ち帰りました。御前! 分りましたぞ!」
景気よく飛び込んで来たのは、鳶の七五郎です。あとからぞろぞろと三人。
「ほほう。みな揃うて帰ったな。どこで落ち合うたのじゃ」
「遠藤主計頭様はなんしろ御大名、ヘマを踏んで引ッくくられでもしちゃ大変だから、その時はお屋敷へしらせてお殿様にお救い願おうと存じまして、万一の用意にと、床新さん達に用のすみ次第、あちらへ廻って貰ったんでござんす。その遠藤様が仕掛け細工の張本人ですぜ」
「なにッ。そうか! そうであったか! 仕掛け細工とは何をしたのじゃ」
「何うもこうもねえんですよ。太え御了簡ッちゃありゃしねえ。どうして探り出そう、誰から嗅ぎ出そうと手蔓をたぐって行くうちにね、ゆうべこちらへ御菓子折とかを届けためくらとあの若い野郎とを嗅ぎ当てたんですよ。