일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はたもとたいくつおとこ

旗本退屈男

佐々木 味津三

佐々木 味津三의 旗本退屈男(はたもとたいくつおとこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 240,656자 · 478화면

아오조라 문고

「いかいややこしいところよ喃、吉田の宿へはまだ遠いかな」

「いえ、この先が長沢村でござんすから、もうひとのしでごぜえます」

物憂げに駕籠舁共を対手にしながら、並木つづきのその赤坂街道を、ゆらりゆらりとさしかかって来たのが長沢村です。何の変哲もなさそうな村だが、何しろ時がよい。六月初めの夕焼け時で、空はいち面の鰯波――。こやつが空に散ったときは奇妙に魚が釣れると言い伝えられているその鰯波です。事実また魚の方でもあれが空に散ると、いくらか情を催すと見えて、駕籠にゆられながら、道に沿った流れをひょいと見ると、しきりにキラキラと銀鱗が躍っているのだ。――刹那!

「まてッ」

すさまじい気合でした。ピリッと脳天にひびくような鋭い声で呼びとめながら、のっそり駕籠から降りると、まことにどうも主水之介は、糸の切れた凧のような男です。

「駕籠屋、流れにハヤがおる喃」

「笑、笑談じゃござんせんよ。あんまり大きな声をお出しなすったんで、胆をつぶしました。魚は川の蛆と言うくれえなものなんだもの、ハヤがいたって何も珍しかござんせんよ」

「いいや、そうではない。流れに魚族が戯れおるは近頃珍重すべきことじゃ。