후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじげきだん ランプのもとにて
明治劇談 ランプの下にて
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 明治劇談 ランプの下にて(めいじげきだん ランプのもとにて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,283자 · 329화면
初日三日目あるいは四日目ぐらいに案内を受けて、その日に各新聞社の人たちが打揃って見物するのであるということを、わたしはそのとき初めて知った。うす暗いわたしの性質としては、いつも大勢の人たちと一つ桟敷で見物するのは余り嬉しくないようにも感じられたが、また一方には、ともかくもこうしていれば何処の劇場でも一度はかならず観られるという事が嬉しくもあった。その翌日も出社すると、渡辺君はわたしを呼んで、きょうも芝居の招待があるから行きたまえと言った。それは鳥越の中村座であると教えられて、わたしはまたすぐに出かけると、きょうも午後から行ったので、芝居はもう三分の一ほど済んでいた。狂言は「蝶千鳥曾我実録」で、俳優は仙昇、荒太郎、多見丸などという大阪上りの一座であったが、土間の客はようよう半分ぐらいで、観ている方でも何だか薄ら寒く感じられた。わたしたちに対する茶屋のあつかい方はきのうとちっとも変わらなかった。やはり塩坂君が来ていて、わたしたちから茶代をあつめていたが、今日は三十銭お出しくださいと私に言った。きのうは二十五銭、きょうは三十銭、なぜそこに相違があるのか判らなかったが、帰るときには幾台かの人力車が茶屋の前に待っていて、わたしたちをめいめい自宅まで送りとどけてくれた。