일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいじげきだん ランプのもとにて

明治劇談 ランプの下にて

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 明治劇談 ランプの下にて(めいじげきだん ランプのもとにて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,283자 · 329화면

아오조라 문고

ここの劇場では車をくれるので、茶代を余計奮発するのだなと私は覚った。

明くる日もつづけて出社すると、きょうは何処からも招待状が来ていなかった。その代りに渡辺君はわたしを呼んで、おとといときのうとの劇評をかけと言った。わたしが劇評を書くのですかと訊き返すと、劇場の方でもそのために君たちを招待するのだから、ただ見倒しちゃいけない、何か書いてやり給えと渡辺君は笑いながら言った。そうして、長いには及ばないから、二軒の劇場で三、四十行ほど書いてくれと註文された。

新聞の劇評はこれまでたびたび読んでいるが、自分がその劇評の筆を執るのはきょうが初めであるので、わたしはちょっと面食らったが、度胸を据えて何か書くことにした。それにしてもこの新聞には今までどんな劇評が出ているかと、棚の上から手あたり次第に綴じ込みを出してみると、それは前年の七、八月頃の綴じ込みで、新富座の「仙石騒動」の劇評が非常に詳しく書いてあった。これは誰が書いたのですと渡辺君に訊くと、おそらく塚原渋柿園氏であろうと言った。わたしもそれをお手本にして書こうと思ったが、何分にもそれは長いものであるので、その筆法を学んではとても二軒の劇評を三、四十行に書き縮めることは出来ないので、わたしは思い切って我流で書き出した。