일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みちくさ

道草

夏目 漱石

夏目 漱石의 道草(みちくさ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,812자 · 293화면

아오조라 문고

彼は隔晩に局へ泊らせられた。そうして夜通し起きて働らかなければならなかった。翌日の朝彼はぼんやりして自分の宅へ帰って来た。その日一日は何をする勇気もなく、ただぐたりと寐て暮らす事さえあった。

それでも彼は自分のためまた家族のために働らくべく余儀なくされた。

「今度は少し危険いようだから、誰かに頼んでくれないか」

改革とか整理とかいう噂のあるたびに、健三はよくこんな言葉を彼の口から聞かされた。東京を離れている時などは、わざわざ手紙で依頼して来た事も一返や二返ではなかった。彼はその都度誰それにといって、わざわざ要路の人を指名した。しかし健三にはただ名前が知れているだけで、自分の兄の位置を保証してもらうほどの親しみのあるものは一人もなかった。健三は頬杖を突いて考えさせられるばかりであった。

彼はこうした不安を何度となく繰り返しながら、昔しから今日まで同じ職務に従事して、動きもしなければ発展もしなかった。健三よりも七つばかり年上な彼の半生は、あたかも変化を許さない器械のようなもので、次第に消耗して行くより外には何の事実も認められなかった。

「二十四、五年もあんな事をしている間には何か出来そうなものだがね」