후리가나로 읽는 일본 고전
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みちくさ
道草
夏目 漱石의 道草(みちくさ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,812자 · 293화면
健三は時々自分の兄をこんな言葉で評したくなった。その兄の派出好で勉強嫌であった昔も眼の前に見えるようであった。三味線を弾いたり、一絃琴を習ったり、白玉を丸めて鍋の中へ放り込んだり、寒天を煮て切溜で冷したり、凡ての時間はその頃の彼に取って食う事と遊ぶ事ばかりに費やされていた。
「みんな自業自得だといえば、まあそんなものさね」
これが今の彼の折々他に洩す述懐になる位彼は怠け者であった。
兄弟が死に絶えた後、自然健三の生家の跡を襲ぐようになった彼は、父が亡くなるのを待って、家屋敷をすぐ売り払ってしまった。それで元からある借金を済して、自分は小さな宅へ這入った。それから其所に納まり切らない道具類を売払った。
間もなく彼は三人の子の父になった。そのうちで彼の最も可愛がっていた惣領の娘が、年頃になる少し前から悪性の肺結核に罹ったので、彼はその娘を救うために、あらゆる手段を講じた。しかし彼のなし得る凡ては残酷な運命に対して全くの徒労に帰した。二年越煩った後で彼女が遂に斃れた時、彼の家の箪笥はまるで空になっていた。儀式に要る袴は無論、ちょっとした紋付の羽織さえなかった。