일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ふうりゅうたいへいき

風流太平記

山本 周五郎

山本 周五郎의 風流太平記(ふうりゅうたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 244,473자 · 487화면

아오조라 문고

ほきョきョ、ほっきョきョ。

といったふうな、かた言の鳴き方であるが、静かな谷にこだまして、いかにも春のおとずれのように、冴えて聞えた。

万三郎は向うを見た。つなは道を曲って、もうその姿は見えなかった。彼は頭上の枝をふり仰いで、鶯に向って話しかけた。

「よせよせ、ばかばかしい、おまえ雌を呼んでるんだろう、つまらねえぞ雌なんか、あんなものはうっちゃっとけよ、すべて雌なんてものは、――」

彼はふいに口をつぐんだ。

とつぜん鶯が鳴きやんで、吃驚するほど高い羽音を立てながら、谷のほうへと飛び去った。そして、(たぶんそれに驚いたのであろうが)右側の山の斜面のかなり上のほうで、ざらざらと土や枯葉の崩れ落ちる音がした。

彼は身を片寄せて、そっと音のしたほうを見あげた。

そこは斜面いっぱいに、上へ上へと枯れた雑木林が重なり、そこに混って若木の梅が一本だけ白くちらほらと咲きだしているのが見えた。

暫く見あげていると、彼が見当をつけたよりはずっと右のほうで、また土の崩れる音がし、雑木林を縫って黒い人影がすばやく、まるで猿のようにすばやく、山の上のほうへと登ってゆくのが見えた。