후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ふうりゅうたいへいき
風流太平記
山本 周五郎
山本 周五郎의 風流太平記(ふうりゅうたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 244,473자 · 487화면
三
――いつもの岡さまではない、まったく違う人の顔であった。しかも、それはぞっと身の竦むほど、凄く、険しい顔であった。
「おかしな子ねえ」
松吉は苦笑した。
「いやなやつと良い人に会ったなんて、いったいそれはどういうことなの」
「それはあの、あの、――」
おちづは口ごもった。
「いやなやつっていうのは、いつか姐さんに話した、金杉のならず者で、相撲あがりの三島と屁十っていうやつなんです」
「ああ、半ちゃんが丸太で殴ったとかいうあれだね」
「ええそうです、三島っていうのは、まえにも丸太で殴られて眼が見えなくなったんですけど、こんどもまた見えなくなって、――こっくりさまのお灸へ五十日も通ったんですって、――でも、こんな話もうよしますわ」
「良い人というのはどうしたの、その人が助けてくれたんじゃないの」
「ええそうなんです」
「知らない人なのかえ」
「いいえ、ええ、――」
どうしてか、ふとおちづはあいまいに口を濁した。花田万三郎のことは云ってはいけない、という気持が起こったのである。
幸い舟は堀を曲り、ひらめ橋をくぐるので、話が途切れたまま、升屋の前へ着いた。
岡さまと松吉は奥の座敷へ去り、おちづは内所で夕食を馳走された。