일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふうりゅうたいへいき

風流太平記

山本 周五郎

山本 周五郎의 風流太平記(ふうりゅうたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 244,473자 · 487화면

아오조라 문고

万三郎はそう思った。

彼は升屋の怪剣士が石黒半兵衛だと気づいたときから半兵衛がなにを決意しているか、およそ察していた。

――あの人はもう剣士として出直すつもりはない、それよりも、死所を求めるであろう。

そう思ったのである。

万三郎の情に負けたばかりではなく、自分の過誤にめざめたとき、それがすでに取返しのつかぬものであり、剣士としては、せめて死所を誤らぬだけが、残された道だと考えたであろう。――升屋へ斬り込んで来たときのすさまじい太刀さばきにも、その覚悟がうかがえたし、こんど同じような機会があれば、すすんで死所を求めるだろうと思った。

――あの人を死なせてはならない、どんなことがあっても、そんなふうに死なせてはならない。

万三郎はそう決心していた。

それで、兵馬から「怪剣士が、――」と聞いたとたん殆んど狼狽して駆けつけたのであるが、相手は彼の声を聞くなり、逃げるように身を隠した。

――やっぱりそうだ。

おそらく、相手のほうでも、自分の駆けつけた気持を察したに違いない。それでこちらの眼から自分を隠したのだ、ということが、万三郎には痛いほど切実に推察できた。