일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ふうりゅうたいへいき

風流太平記

山本 周五郎

山本 周五郎의 風流太平記(ふうりゅうたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 244,473자 · 487화면

아오조라 문고

「そうらしいですね」

万三郎は笑った。

「みいら取りがみいらになったようです、ではひとつ御馳走になるとしましょう」

「まあ嬉しい」

女は媚びるように万三郎を見ながら、ゆっくりと道を左へ曲っていった。

――虎穴に入ってやれ。

彼はすばやく心をきめたのであった。

その女が仄めかしたとおり、万三郎はつなを捜しに出て来たのである。屋敷を出る都合から、中谷兵馬だけにはおよそのことを話したが、花田の兄にも、他の誰にも知らせてはなかった。拾い屋に化けていることは、中谷にさえ内証のことであった。

――つなを誘拐したとすれば、それはこっちをおびきよせる囮だ。

花田の兄はそう云った。それにしても拾い屋ならわかるまい、と思ったのであるが、皮肉なくらいぴたりと、兄の予言が的中したわけである。――もちろん、真昼の街上だから、脱走しようと思えば決して不可能ではないだろう、しかし万三郎は決意した。

――虎穴に入らなければ虎児は獲られない、むしろこれは好い機会だ、敵のふところへ入れば、つなの消息がわかるかもしれない。

うまくゆけば、敵の正体を(たとえその一端でもよい)探知することができるかもしれない。