일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふうりゅうたいへいき

風流太平記

山本 周五郎

山本 周五郎의 風流太平記(ふうりゅうたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 244,473자 · 487화면

아오조라 문고

――しかしやけになることはない、この甲野にいい娘がいるんだ、おれの女房の妹で、名前はつな、年は十八になる。縹緻は姉よりいいし、気だてはやさしいし、おまけに小太刀の名手ときている。どうだ、おまえこの妹をもらう気はないか。

そんなふうに書いて来たこともあった。

万三郎はその手紙には心をひかれた。遠い土地に孤独な生活をしていたためかもしれない、また若い年齢のためかもしれないが、つなというその娘のことが、深く印象に残って、いつかしらひそかなあこがれをさえ感じるようになった。

――その人をもらってもいいです。

と彼は兄に返事を書いた。

――けれども長崎まで来てもらうわけにはいかないでしょう、勤番が解けるまで待ってくれるでしょうか。

そう書いたこともあった。

すると三十日ほどまえのことであるが、その兄から急飛脚の手紙が来て、彼を驚かした。それは、すべての手続きを棄ててすぐに江戸へ来い、という文面であった。

(役所のほうは花田の兄が手配をする、理由もこちらへ来てから話すが、非常に急を要するので、この手紙が着きしだい即刻そちらを出発するように)

そう繰り返してあった。