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にっき

日記

宮本 百合子

16 一九三〇年(昭和五年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 51,117 字 · 103 页

青空文庫

一月一日

一月四日

一月五日

一月六日

一月九日

一月十日

一月十一日

一月一日 水

モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)の正月のしじまいだ。遊びじまいをした。

一月四日 土

オリガ・ヤコブレナが散歩に誘う。コロス〔映画館名〕へ行ったら一寸でおくれ、ずっと四角く歩いて家へゆき、狼と羊などして遊んだ。

一月五日 日

酒匂さんのところへ最後に集る。極めて少数。犬伏君大いに力を入れてアホダラと謡曲をやった。主人公皆に浮き立って欲しかったらしいがそううまく行かず。

一月六日 月

午後六時四十分酒匂さん夫婦出立。はじめ大キーツスキーへよって停車場へ送った。見送人多勢。柵の外の人間が珍しそうに多勢の日本人を眺めて居た。自分達これで一役すました感じだ。

一月九日 木

一九〇五年の一月九日の記念のためにゴルキーの夕をやった。ラリサ・レイスネルの夫だったラスコーリニコフ開会の辞。ラスコーリニコフ若いときは暖いよい若者だったろう。これとラデックと比較すると渋さが違い、面白いと思った。

一九〇五年の一月九日の四人朗読非常によかった。

今日やっとビザがもらえた。三ヵ月だ。

一月十日 金

きんさん夫妻が来た。あすこ、それから御雑煮をたべた。

一月十一日 土